電気機器OEM/ODM専科は、お客様のブランド製品を受託製造する電気機器組立・設計のエキスパートです。

SUZUKI INDUSTRY CO., LTD 鈴木工業株式会社

電気機器OEM/ODM専科

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社内改善リーダーへのインタビュー

まだまだ鈴木工業は革新できる。さまざまなアイデアを駆使して、工場全体の進化に貢献していきたいですね。 ISO推進リーダー 天野 彰二

改善活動(ISO活動)は社員1人1人が主役

ISOはどんな活動ですか?

ISO14001は、活動・製品及びサービスによって生じる環境への影響を持続的に改善する仕組みを使って、自社で取決めしたパフォーマンス(電力使用量の削減や廃棄物の削減など様々な環境に関係する評価)を改善して、環境に配慮した企業であることを示す認証制度です。
私は、このISO14001の推進リーダーを任されております。

ISO活動で工夫したとろこは?

当初のISOのパフォーマンスは、電気使用量の削減や廃棄物の削減、改善提案を行っていました。
これらはISOを取得した当初から内容が数年間変わっていませんでした。そのため改善が行き詰まり、マンネリ感がありました。
私が初めてISO14001の更新審査を受けた時、審査員の方から、これからのISOシステムは、環境だけに捉われず経営に直結した内容も取り入れてシステムを構築するとよいというヒントを頂きました。そのヒントを基に、私はISOを活性化させるために不良改善や工数改善や5S、ビジュアル化運動、美化運動をISOに取り込むことにし、それらの管理グラフを掲示することにしました。

工場をきれいすると全員が「自分の工場」という意識を持つようになりました。

ISOの中に5S改善を取り入れていますが、
どのような活動をしていますか?

私たちは、マイホーキ運動という1週間に1回10分間全社員参加の一斉清掃を行っています。 全社員に自分の名前が入ったホウキを1人づつ配り、自分のホウキを持って会社の清掃を行っています。 そのことを続けていくと社員1人1人が自分たちの工場という意識を持つようになり、少しでも汚れていると拭き掃除をしたり、またごみが1つでも落ちていれば拾うということをあたりまえことをあたりまえの様にすることが出来る様になりました。 また、5S巡回を行っており、員弁工場の責任者と養老工場の責任者がそれぞれの工場を巡回して、5Sの状態を評価する仕組みを作りました。そうすることでお互いの工場が競い合って、5S改善を進めているため、その5Sの状態が継続して維持できていると思います。

5S改善で苦労したところは?

工場建物は築30年を超えていますので、老朽化が進んでいます。社員たちが時間を見つけては、鉄門や外壁などペンキが剥がれていたところを塗りなしたりして、工場を自分たちで維持することを行っております。 事務所入り口の階段の壁もペンキが剥がれたり、汚れたりしていたのを事務員たちが総出でペンキ塗りを行い、真っ白にしました。 その真っ白になった壁に何か飾らないともったいないと思い、社員たちのアイデアで社員の顔写真で作った養老の滝のモザイクアートを作りました。また入り口にウェルカムボードでお客様を気持ちよくお迎えする様にしました。

決めたルールは守る。但し守れないルールは決めない。

社員に決めたことを守らせるには?

以前は、「あの時決めたことを実施することになったのですが、今はやっていません。」ということが結構ありました。会社で決まったことを疎かにしたり、実施継続ができていないということが、一見小さな問題なのですが、これが一番大事な問題だと思います。罰則がないものは、やらなくてもお咎めがなく、厳しいチェックが入らないのなら、まぁ大丈夫だろうということで自然と消えていき、やらなくなるということが、大手企業と中小企業の違いだと聞いたことを思い出しました。
私は、ISOシステムにラインの工数取り、工程内不良率、教育訓練、計測器管理など社内の決め事をISOシステムに取り入れ、システム的に管理することにしました。但し、これによりシステム的に運用が管理されますが、社員の中にはやらされているだけということになり、ルールの意味を理解してもらえません。

そこでルールは上のものだけが決めるものではなく、運用する人自身も実行しながら考え、ルールは運用の実態に合わせて改善され、進化することが大切だと思い「決めたルールは守る。但し守れないルールは決めない。」というスローガンを掲げ、運用する人にルールの本意や目的を良く理解してもらおうとしました。今では多くの社員に理解され、色々な仕事に対して、前向きに捉え、考える社員が増えています。

当工場には自分たちで考えて改善する社員がたくさんいます

改善を進めた成果はありましたか?

継続的な改善を続けていくと、一人一人が考えて、よりよい知恵を出して、もっと会社を改善していこうという意識が出てきました。
私たちは、海外には負けないものづくりを目指して頑張っています。

お問合せはこちら 電気機器OEM/ODM専科 鈴木工業株式会社  Tel:0594-74-3434 Fax:0594-74-3655

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